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アメリカ・北米お住まい拝見-地下室付住宅施工例-

テッド・コーエン氏邸

専門家と相談しながら地下室をリフォームして本当に良かった

輸入住宅フローレンスガーデン
結婚式よりも先に一軒家を購入
輸入住宅テッド・コーエン氏邸外観
テッド・コーエンさんとスローン・チョンさん

今回訪れたのは、ワシントン州シアトルのウォーリング・フォードと呼ばれる住宅地にあるテッド・コーエンさん(36歳)とスローン・チョンさん(34歳)ご夫妻のお住まいです。ウォーリング・フォードはダウンタウンから車で約15分。閑静な住宅地でありながら、目抜き通りの45thストリートには映画館やレストラン、カフェなどが建ち並び、シアトルで人気の高いエリアです。
1924年に建築されたオールド・クラフトマン・スタイルのこの一軒家は、その目抜き通りから徒歩2分という立地でありながら、大きな木々に囲まれた静かな一角に建っています。玄関には南部スタイルの広いポーチがあり、一階が居間、キッチン、ダイニング・ルーム、バスルーム、小さめのベッドルームが2部屋、二階はマスター・ベッドルームとバスルームという間取り。今ではこれに加えて、リフォームしたばかりの地下室にも部屋がありますが、お二人がこの家を購入したときの地下室は単なる物置兼洗濯室だったそうです。

リフォームしたばかりの地下室
リフォームしたばかりの地下室

食品サービス業の会社を経営するテッドさんと、高校のカウンセラーだったスローンさんが、この家を見つけたのは今から4年前のこと。当時、お二人はお付き合いを始めて1年ほどでしたが、テッドさんはスローンさんと出会う前から一軒家の購入を考えていたので、デートの時いろいろと物件を見て回っていたそうです。この物件が見つかったときには、テッドさんはスローンさんにまだプロポーズをしていませんでしたが、あまりにも良い物件だったので思い切って二人で購入することを決断。そして家を購入した半年後に婚約し、その数ヵ月後にご結婚なさったそうです。「結婚する前に家を購入したので、なんだか順番が逆になってしまったのですが(笑)、あのときに購入しておいて本当に良かったと思っています。僕たちは郊外ではなく市内に家を探していたので、良い物件を見つけるのは至難の業ですから」とテッドさん。スローンさんも「古い家は手入れが大変ですが、家の歴史が感じられるし、新しい家よりもずっと個性があると思うんです。春にようやくリフォームが終わったので余計にそう感じるのかも知れませんが(笑)。子供が遊べる広い庭があるのも気に入っています」と、4カ月前に生まれたばかりの長女のオードリーちゃんを抱きながら、とても幸せそうに語ってくれました。

リフォームの決め手はプランニング
自然光の溢れる美しいホームシアタールーム
階段を下りると、正面に42インチのフラットスクリーン
踊り場の大きな窓
お二人は家を購入してから2年後にリフォームのプランニングを開始しました。「地下室をリフォームすることは購入当初から決めていましたが、実際に住んでみて自分たちが必要なことを絞り込んだプランを作りたかったんです。プランニングだけで約半年間は掛けました」とテッドさん。新築よりも古い家の改装工事の方が途中で様々な問題が生じることが多いと聞き、リフォームの専門家と建築家を探してすべて相談しながら進めたそうです。2004年8月から工事が入り、2005年3月にようやく終了。長期間を掛けて大々的に改装しただけに、自然光の溢れる美しい地下室が出来上がりました。
リフォーム前までは暗い物置だった地下室ですが、まず地下へ続く階段の踊り場に大きな窓を作ったことで、ぐんと明るい階段に変身。階段を下りると、正面に42インチのフラットスクリーンと壁に埋め込まれた6台のスピーカーが設置されたホーム・シアター・ルームがあり、その両壁には作りつけの大きな本棚を設置。階段の横にできたデッドスペースにはひとり掛けのソファを置き、落ち着いて読書ができる空間が作られています。ゲスト用のベッドルームへ続く廊下の両側はクローゼット、洗濯室、ボイラー室で、突き当たりがゲスト用の大きなバスルーム、その横にゲスト用ベッドルームがあります。
ゲスト用のベッドルームへ続く廊下
大きな本棚
ゲスト用ベッドルーム

地下室のリフォームのポイントは、「自然光を最大限に取り入れ、デザインを上階と同じ雰囲気にまとめる」こと。そこで、窓枠のない地下室の小さな窓の周囲にアンティーク調の木枠を作ったり、洗濯室やボイラー室に木製のドアをつけて部屋のようにしたりという工夫が施されました。また、できるだけ収納スペースをたくさん作りたいというスローンさんの要望で、階段の下のデッドスペースもクローゼットとして使えるように扉を取り付け、その扉自体を本棚にするなど、思わず真似をしたくなるような素敵なアイデアが各所に活かされています。

「階段に窓を作るアイデアなど、私たちだけでは思いつきもしなかったので、専門家にお願いして本当に良かったと思います。私の出産後に泊り込みで手伝いに来てくれた母も、ゲストルームと専用のバスルームが地下にあるので、長期滞在でも私たち夫婦に気兼ねなくリラックスできたと喜んでいました。本当に地下室をリフォームして良かったです」とスローンさん。今は子育てで大忙しの毎日ですが、「もう少し落ち着いたら、もうひとり欲しいですね」と語る幸せいっぱいのご夫婦でした。

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