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「社員による研修記」

4月5日(2日目)

2日目は、「MAGNOLIA (マグノリア)」という高級住宅街でした。丘陵地にたつ住宅街で、海が見え、非常に見晴らしがよい場所でした。到着するまでの車の中で気づいたのが、6寸勾配、軒出455mmという家がほとんどなく、かね勾配か逆に4寸くらいのデザインということ。更に、高低差がある土地でも擁壁を立ち上げるのではなく、石か樹木などを使いオープン外構で収めていることでした。最近はトレンドとして、アジアンテイストらしく日本の松もよく見られました。

パンフレット

視察場所の近くで売却用のちらしをもらいました。なんと築20年くらいの古いお宅だったのですが、価格は1億円近くの値段がついていました。
ちらしを配っているスタッフにお話を聞くと、やはり眺望も値段の重要な要素になっているようでした。

住宅誌掲載記事

住宅誌 SEATTLE HOMES視察場所は、シアトルの住宅誌の人気投票でNo.1になったお宅。たしかにマグノリアの中でもハイクラスの家でした。
1、2階だった建物に、なんとリモデルして地下室をつけたそうです。日本では考えられないことです。周りとの調和を考え、そして良いデザインをそのまま残したいという「こだわり」があるからこそなせる業だと思います。そして、かなりのお金もないと。

お宅に入ってみると、モールディング、ケーシングなどすべてマホガニーで統一された内装、リビングはドーム天井になっていて、天井のクラウンもとても厚い物を使用していました。そして、昨日のお宅にもついていましたが、このお宅にもあるのが「ピクチャーウィンド」でした。ここからの眺望が非常にすばらしく、一望に海が見えます。多くの日本人が「もの」に対して価値を見出していますが、こちらの方は「デザイン」や「眺望」といったものに価値を見つけているのだと思いました。
外壁はどこも2×6工法・ペアガラスなので、外の音は入ってきません。そして、スライディングドアがなく、はきだし部分はフレンチドアになっていました。

ましてや雨戸もありません。 1軒1軒個性的な建物ですが、街並み全体がバランスがとれており調和しています。驚いたことに、ほとんどの家に「地下」がついていました。

住宅誌掲載記事

地下室は、リビング・ホームシアター・ワインセラー・トレーニングルーム・ガレージとなんとも贅沢なものでした。ガレージは、プラスターボードにテーピング、パテ埋めまでしかやっていません。地下は1、2階のマホガニーとは違い、ドライウォールに白いケーシングで仕上げていました。ここもミニドライエリアからの明かりだけで十分成り立っています。壁面もうまく収納で組み込まれています。階段が地下の中央に落ちてきているので、とても広い空間に感じられました。天井の高さは、2,400mmくらいで私たちが提案している高さと同じでした。

取材の際、このお宅をリモデル工事をされた会社の方にお話を伺うことができました。
その方によれば、広い空間を増やしたかったが、街並みを崩したくはなかったそうです。そのために地下をつくったとのことでした。日本の状況に似ていると思いました。
たしかに「街並みを崩したくはない」という意識は少ないかもしれませんが、限られた土地という制約条件のなかで少しでも広い空間をとりたいと願う方は多く、その解決策として「地下」があります。これは、自分の中で強い自信につながりました。

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